富山県ってどんな県?自然環境の特色や地形の特徴などを紹介します!

おそらく全国的にはさほど有名ではない県ではないかと思われる富山県なので、

グルメを紹介するにあたって、どんな県か前提知識を書いておこうと思います。

少しでも富山県に興味を持ってもらえるきっかけになっていただければ幸いです。

富山県ってどんなところ?

魅力や特徴は?

富山県1

日本有数の水深があり、魚の種類も豊富な天然のいけす、とよばれる富山湾がありながら雄大な3000メートル級の山々が連なる立山連峰も望める、美味しい水や豊富な食材など、豊かな自然と食に囲まれた地域です。

県境は山にかこまれており、深い湾を抱くように平野が広がっており、富山市を中心に半径50kmというまとまりのよい地形が特徴です。

 

位置はどの辺?

北信越

北陸地方、日本のちょうど真ん中あたりの北側に位置し、東は新潟県と長野県、南は岐阜県、西は石川県があります。

面積はどのぐらい?

面積は4,247平方キロメートル。

47都道府県ランキングで第33位とのことです。

あまり大きい方ではないですね。

人口は?

1,022,770人(令和4年 1月1日現在)

富山県の人口は都道府県ランキングでは第37位で、新潟県の約1/2ほどのようです。しかし、人口密度は新潟県や長野県、岐阜県と比べると富山県のほうが高いのです。

面積の割には人口はやや多いようですね。

富山県の環境の特色

自然環境

富山県には、3,000m級の立山連峰を中心とした北アルプスの峰々から、水深1,000mをこえる富山湾に至るまで、高低差4,000mのダイナミックで変化に富んだ地形があります。

立山連峰

飛騨山脈(北アルプス)の北部、中部山岳国立公園の雄大な群峰・連峰群、立山連峰が富山県内でほぼ大体のところで見ることができます。

立山連峰2

気候の特色

基本的には夏暑く冬寒いです。

冬は特に山側は積雪も多いです。富山の豪雪で言うと、雪の大谷が有名です。(下の写真)

見上げるほどの雪の壁が圧巻です。

雪の大谷

降水量は夏季に比べて冬季に比較的多いです。

冬は基本的にどよんと曇っています。(冬晴れると久しぶりな感じがするほどです。)

そのため雪が多いイメージがついているのだと思います。

しかし、海寄りの平地では意外とさほど降雪は多くない場合が多く、先に書いた通り、海と山は非常に近いので、屋根にやたら雪が積もっている車とそうでもない車が混在していたりするのも面白い、富山ならではの風景かもしれません。

豪雪で冬が寒いイメージがありますが、かといって夏が涼しいかと言うとそうでもありません。

平地は普通に30℃を超える真夏日、や35℃以上の猛暑日も全然あります。

ただ、もちろん豪雪の降る山の方、標高の高い場所などは、夏でも涼しく、過ごしやすいです。

黒部のトロッコ列車での散策や、黒部ダムのあたりなどは、夏でも長袖じゃないと肌寒いぐらいです。

黒部トロッコ列車

蜃気楼

蜃気楼

4~5月頃と11~3月頃、気象条件が整えば、(朝と昼の温度差が激しい時など)富山湾で「蜃気楼」を見ることができます。

蜃気楼は、大気中で光が屈折し虚像が見える自然現象で、気温や風などの条件が整わないと発生しない大変めずらしいものです。

(東側にある魚津市が蜃気楼の名所として有名。「海の駅蜃気楼」と言う観光スポットがある)

刻々と変わる気温や風によって蜃気楼の形も変わり、同じ蜃気楼は二度と見られないとまでいわれます。

あの有名な戦国武将、上杉謙信公も、魚津で蜃気楼を見たと言う文献も残っているようです。

500年前の人々も見ていた、と言うのも非常に面白いですね。

富山県の地形的な特徴

全国的にもめずらしいものたくさん!

3,000m級の山々が連なる立山連峰が天然の巨大なダムとなり、山々からは1年を通じて豊かできれいな水が生まれ、名水が県内に多数湧き出ています。

飲み水だけでなく、水力発電、各種用水など多目的に利用されており、暮らしや産業を支える重要な資源となっています。

 

蜃気楼も、独特の地形と気候が織りなす芸術です。

雨晴海岸(高岡市)から氷見海岸一帯にかけては、立山連峰を富山湾越しに見ることができる大変めずらしいスポットです。

海から見た立山

海越しに3,000m級の山々を眺めることができるのは世界的に見てもここだけということです。

かの有名な黒部ダムも、元々あった地形を生かして作ったと言われています。

産業

米どころ富山県では、良質米として評価の高いコシヒカリをはじめ、富山オリジナルの早生品種「てんたかく」や晩生品種「てんこもり」が生産されています。

最近では富山のお米「富富富」というお米も作られています。

チューリップ

チューリップ球根の出荷量が日本一の産地でもあり、伝統ある定置網漁法による漁業も盛んです。
また、質の高い労働力、豊富な電力と水、充実した物産・交通網、ものづくりの伝統、日本海側屈指の工業集積など優れた産業基盤があります。

「くすりの富山」として全国に知られる医薬品産業のさらなる発展や新たな成長産業の育成・振興により、「ものづくり県」として一層の飛躍を目指しています。

 

まとめ

森

いかがだったでしょうか?

3,000m級の立山連峰を中心とした北アルプスの峰々から、水深1,000mをこえる富山湾に至るまで、高低差4,000mのダイナミックで変化に富んだ地形が、唯一無二の環境を作り出しており海や山も近く、夏のレジャーも楽しみやすいです。

是非ともこのサイトを参考にしていただき、富山県にお越しいただいたり

興味を持っていただいたら幸いです。

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